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日常の一コマ

<たかが「豚汁」されど「豚汁」>

2021.08.31

         デイケア錬さんの今日の昼食(2021年8月27日)№38
                 「ますのムニエル」、「ぶた汁」 
         
 
  <たかが「豚汁」されど「豚汁」

  今日(8/27)の昼食は、「ますのムニエル」と「豚汁」でした。錬さんでの「豚汁」は初対面でしたが、たっぷりの具材の中でサツマイモの程よい甘味がみそ味とともに「豚汁」の懐かしいお袋の味を感じさせます。美味しい「豚汁」を食べながら、何となく気になることが・・・・。 「豚汁」のルーツと歴史を知りたくなったのです。江戸時代は厳しく肉食が禁止されていましたので、明治時代以降にどのように一般市民にひろまり定着したのか? 肉食が禁止されていた江戸時代でも、獣肉は人々の間では病人の養生や体力増進のため「薬食い」と称して、密かに食されていました。猪の肉を「牡丹」、鹿の肉を「紅葉」と呼んでいたのは世間体を気にしていたことによるものと思います。「豚汁」のルーツは意外にも九州鹿児島の郷土料理「薩摩汁」とする説がほとんどです。「薩摩汁」とは鶏肉、大根、人参、ごぼう、さつまいも、里芋などが入ったみそ仕立ての汁物料理です。「豚汁」とよく似ていますが薩摩汁は鶏肉を使います。江戸時代になって琉球から豚が伝わると薩摩汁の具に豚肉が使用されるようになりました。明治時代の肉食解禁以降、豚肉は牛肉ほど人々の間に広まりませんでした。政府が富国強兵策として養豚事業を開始したのが1900年(明治33年)、1904年(明治37年)から始まった日露戦争が豚肉の普及を促進させたと言われています。初めて「豚汁」が文献上に出てくるのは、「軍隊料理法」1910年(明治43年)で、軍隊と「豚汁」との関係を想起させます。肉の量が少なく経済的であり、手軽に作れて栄養価も高い。また、豚から脂が出て「豚汁」は野外でも冷めにくい特徴があり軍隊の食事には最適でした。このような理由で家庭の定番料理としても次第に定着したようです。「たかが豚汁」と思っていましたが、そのルーツを調べると、決して侮れないドラマがあり「されど豚汁」でした。            以  上
                      (文責:大橋ドーパミン)
今回は、馴染みの深い豚汁でしたnikkori
豚汁も歴史が深いですねぇnote3
大変勉強になりましたkirakira_star
これからも、宜しくお願い致しますpenguin_hurry


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